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フランス33・フランス耳 福岡市からフランスとフランス語のこと、福岡のフランスのこと、気になること...あれやこれや 不定期更新


by France33
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もう、ブラスリー、ビストロ、カフェをごっちゃにしない Ne plus confondre brasserie, bistrot et café !

ブラスリ−、ビストロ、カフェの違いって?

2019年5月16日 Madame Figaro記事より抜粋

カフェやブラスリー、ビストロ、レストランのないパリなんて、パリではない。
これらはパリの歴史や生命を構成する要素でもあるにも関わらず、
多くの人が違いを分かっていない。

語ってくれたのは
ブイヨン・シャンティエ  Bouillon Chartier 
のオーナーChristophe Julie、
ブラスリー・リップ Lipp の社長 
Claude Guittard,
グラン・カフェ・カプサン Grand Café Capucines
の社長 Lilian Combourie


ブラスリー
早朝から夜遅くまで、ウフミモザ(ゆで卵の前菜)からオマール料理まで、
多種の料理の選択がある。
歴史的にブラスリーは15世紀くらいから
パリでは流行りだしたビール製造に関わっている。
パリの大きなブラスリを開いたのは、
ほとんどがアルザス地方出身者なのです。
ブラスリー・リップも例外ではなく、
1880年にアルザス出身のLéonard et Pétronilleが始めたのです。

ビストロ
ビストロは食事時間帯の数時間だけオープンし、
店の規模によりますが、メニューの幅も狭い。
ブラスリー程、料理の数は多くないが、
より多くのワインを出すところです。
気の置けない雰囲気で、かものコンフィ、
カスレ、ステーキフリットと家庭料理や
シンプルな料理が多く、出てくるのも早い。
「Bisto」という言葉はロシア語から来ていて、
「早い」という意味。
1814年にフランス遠征していたロシア帝国軍の兵士達が、
遅いサービスをせかしたのが語源と言われている。

カフェ
カフェは基本的に飲むところ、
場合によっては、サンドイッチ、サラダ、
クロックムッシュなどの軽食が食べられる。
もう、ブラスリー、ビストロ、カフェをごっちゃにしない Ne plus confondre brasserie, bistrot et café !_f0301599_10194385.jpg

レストラン
フランス革命後、王室や貴族のお抱え料理人が職を失い、
開いたのがレストランといわれている。
星付きの評価があるのはレストランだけ。

フランスは食の国
フランスの料理やワイン、チーズ、食材に関して、
質問してしまうと、
フランス人は喜んで語り始めます。
それも、何時間も

良い週末を!
Bon week-end à tous !



by france33 | 2019-05-18 10:07 | 料理・レストラン・カフェ・ビストロ